おめでとう、そしてありがとう、あがた森魚さん!40周年記念ツアー&CDにも小川が流れる
これは一夜の夢か。(もと)ムーンライダーズ他の日本一の超豪華バンドをバックに、ヴァージンVS復活!?
セットリスト含め、記憶のある限り、記念すべき一夜を再現。
5月12日(土)
あがた森魚 デビュー40周年記念コンサートツアー 「女と男のいる舗道」~東京ファイナル
@ 日比谷公会堂
サウンド・プロデューサー:白井良明
出演:
Agata 40 special Band
あがた森魚(メイン・ヴォーカル、ギター、ピアノ)
白井良明(ギター)
鈴木茂 (ギター)
鈴木博文 (ベース)
坂田学(ドラムス)
武川雅寛 (ヴァイオリン、トランペット、マンドリン、ハーモニカ、口笛)
矢野誠(ピアノ、キ-ボード)
駒沢裕城(ペダル・スチール・ギターほか)
東京公演ゲスト
かしぶち哲郎(ギター、タンバリン)
岡田徹 (ピアノ、アコーディオン)
鈴木慶一 (ギター、ピアノ)
ブラス隊
松延耕資 (クラリネットorソプラノサックス? from チンチョルズ)
川口義之 (アルトサックス、from 栗コーダーカルテット)
木村仁哉 (チューバ、from チンチョルズ)
関島岳郎 (チューバ、from 栗コーダーカルテット)
東谷健司 (小太鼓)
タンゴ隊
北村聡(バンドネオン)
鈴木崇朗(バンドネオン)
喜多直毅(エレクトリック・ヴァイオリン)
東谷健司(ベース、ブラス隊にも参加)
青木菜穂子(ピアノ)
コーラス隊
リッツ&ひかる(from Virgin VS)
木村ウニ、橋詰遼(from 蜜)
* 楽器は主なもの。
武川さんは、ほとんんど楽曲ごとに楽器を持ち替え、
良明さんも、やはり曲のたびにギターを取り換えていた。
毎回曲が終わると、走ってギターを持ってくるスタッフのお兄さんがたいへんそうだった。
舞台はけっこう狭いな、という印象だったが、時々後の幕が開き、一段高い舞台が現れて、効果的に利用されていた。
高い舞台には、カーテンが垂れ下がり、ちょうど下の会場入り口の写真にあるような街灯も飾られ、いい雰囲気。
舞台正面には、階段付きの小さな台が置かれ、あがたさんがノってくると、最上段に登って歌ったり、走って上り下りしたり、飛び降りたりして利用した。
見ている方はけっこうヒヤヒヤしたが。
以下、曲目&感想など
ブラス隊が、ガリガリ版永遠の遠国のうたなどを演奏しながら、客席に登場。
あの中世放浪楽師、ジョングルール・ボン・ミュジシャンを彷彿とさせる。
このような音楽は、時代、国境を超える?
そのまま、客席を横断。コンサートの幕が開く。
「男と女のいる舗道」&新曲コーナー
あがた:黒コートに白い襟巻、風船みたいなズボン、帽子、良明:あがたとお揃いのコート
はじめの数曲、何と、コーラスはリッツ&ひかる
1、キューポラ・ノワールの街
2、俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け
3、死ぬほど愛して
4、日曜はダメよ
5、愛しのレティシア
6、女と男のいる舗道
7、カーニバルの朝
幕間
あがた:コートをぬぎ、白いヒラヒラシャツに黒ベスト。
ちょっと驚いたことに、ピアノ弾きつつ、トーク(矢野さん、武川さんと)。文字通りの弾き語り。昔のバーのラウンジ風でちょっと気恥ずかしい。
しばしのトークの後、矢野さんのキーボード、武川さんのマンドリンとともに、(二胡のような響きも聴こえた気がするので、駒沢さんもいたかも)
気合入りまくりのピアノ伴奏で、
まさかの、
8、いとしの第六惑星
涙ぶわーーーーっ。
これまでのピアノ弾き語りは、この歌の長い長いイントロだった!
タンゴ・コーナー
後の幕が開き、タンゴ隊登場。途中から、バンドも参加。良明:ユニオンジャックのジャケ。
9、誰が悲しみのバンドネオン
10、夜のレクエルド
11、街角ラ・ジュンバ
12、清怨夜曲
もひとつおまけに、
13、沢尻エリカぶるぅ。
そして、いよいよ、圧巻、
13、伝説の噫無情(レ・ミゼラブル)ライブ・再現コーナー
あがたさん、ここでトレードマークのメガネをはずす。
ふだんとちょっとちがう本気モード。高橋尚子がサングラスをはずしたようなものか。
蒲田行進曲(インスト)から始まり、永遠のマドンナK、星のふる郷、上海リル、月曜日のK、最后のダンス・ステップ、etc・・・・。
アンサンブルの完成度&あがたさんの熱唱、熱演に圧倒される。
同じ曲がくりかえされたり、メドレー風の部分もあったり、何より全体として完璧な「作品」としてまとまっていたので、独断でまるっとまとめて1曲ということにします。
というか、興奮して、記憶がはっきりしていない。
ゲスト・コーナー(バンドメンバー以外のライダーズ、全員登場)
あがたさん、シャツの上に、今度は短いジャケットをはおる。
14、リラのホテル(かしぶちさん、登場。ギター)→歌い終わると、すぐにひっこむ。
15、ウエディング・ソング(岡田さん登場。ピアノ)その後、演奏に参加。(アコーディオン)
16、煙草路地(慶一さん登場)その後、演奏に参加。(ピアノ、ギター)
というわけで、慶一さんが最後に登場したわけだが、わたしの席からは、かなり早い段階から、慶一さんが舞台そでからチラチラと舞台の方を見ているのが見えていた。
気になるなら、早く出てきちゃえばよかったのに。
そのまま、エンディングになだれこむ。
17、冬のサナトリウム
18、赤色エレジー
19、海底二万哩パレード(各メンバーのソロがすさまじい)
この本編ラストの「海底二万哩パレード」、ある意味この日最も感銘を受けたのだが、詳細は、下↓のCD紹介のところで。
アンコール
あがたさん、今度はズボンの上に、ハカマようなものをつけて登場。
声も枯れてしまったが、最後の力?をふりしぼる。
(あがたさんの声が枯れたのを初めて聞いた)
20、佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど
21、サブマリン
何と、リッツ&ひかるのコーラスで!
冒頭では、隅っこでコーラスをしていた二人、センターへ。踊りつき。
感涙。この時を待っていた。
これまで、ライブでもCDでも、サブマリンを聴くたびに感動につつまれつつも、その都度、これで「ネモネモ~~」のコーラスがリッツ&ひかるだったら、と思い、記事にもそう書き続けてきた。
あまりのバンドの大音量に、コーラス、あまり聞こえなかったけど。
みんながすっかりおじ&おばになった同窓会で、あこがれの人を見たような、ちょっと複雑な気持ちもあったけど。
この日本一のスーパーバントをバックにVrgin VS、大復活。
涙が止まらない。
ここで、再び各メンバーのソロ。
ライダーズの面々がすごいのは当然として、
やはり、鈴木茂さんのギターは美しく、胸にしみる。
あとは、このメンバーの中にあって、特に、ドラムスの坂田学(あのミジンコの坂田明さんのご子息)のソロすごかった。
この人は、若いだけあってパワーもすごいが、ロック、そしてジャズ魂がすごい!
もう、ここで終わってもよかったくらいだが、ダメ押しの、
アンコールⅡ
22、星に願いを
まず、あがたさん、良明さん、駒沢さんの3人で、しっとりと。スチール・ギターの音色が美しい。
さらに、全員登場して、
23、大道芸人
24、大寒町
このラスト2曲になって、ムーンライダーズ、初めて全員そろって舞台に登場。
全員集まったとしても、意地でも舞台ではそろわないつもりか、と思ってたら、かしぶちさんが、申し訳なさそうに、後の方に、タンバリンをもって登場。
大道芸人では、シャウトし合うあがた&博文さんを、慶一さんがずっとうらやましそうに見つめていた。
ラスト、大寒町では、その博文さんと慶一さんが兄弟ヴォーカル・リレー、
さらに、ライダーズ全員のソロ、再び。
参加ミュージシャン、総勢20名以上、全員一列に並んでそろっておじぎ、の後、ブラス隊が再び「ガリガリ」を演奏しつつ先導する後を、全員行進して退場。
以上、3時間半越え。噫無情(レ・ミゼラブル)ライブ・再現コーナーの曲をきちんと数えれば、おそらく30曲以上。
歴史的建物である日比谷公会堂、座席はけっこう狭く(昭和サイズ?)、スプリングがゴツゴツ。
しかもわたしの座ったはじっこの方の席は、驚いたことに完全に斜めに傾いていた。(床自体が中央に向かって大きく傾斜)
ただ、前からは数列目で、スピーカーの真ん前で、音響的にはあまりよくなかったものの、演奏者の様子はばっちり見えた。
座席のあまりの悪さを忘れさせる、あっという間の3時間半でした。
ムーンライダーズ、解散、もとい、無期限活動休止したばかりだというのに、全員そろってあがたさんに呼び出され?おしまいには、ごていねいに全員のソロ付きで(かしぶちさんにいたってはタンバリン・ソロ)、大寒町まで歌わされる始末。
しかも、全員、ノリノリで、思いっきり楽しそうに演奏し、歌っていた。
最後に、「何だかんだ言いがかりを見つけて、また、みんな集まってもらうつもり」という、あがた先生の力強いお言葉。(「 」内は、あがたさん自身の言葉。ウロおぼえですが。以下同じ)
あがたさんは、「ムーンライダーズとか、はちみつぱいとか、特定のグループにこだわって、集まってもらってるわけではなく、一緒に音楽をやってきた大勢の仲間に集まってもらってるんだ」、
とおっしゃってました。
この前書いたように、ムーンライダーズが活動休止した後は、何か大切なものが無くなってしまったかのような、どこかさみしいものを感じていました。
それだけに、今回の「復活」は大事件で、この記事もやはりそのことを大々的に書こうと思っていました。
でも、あがたさんの言葉を聞いて、一喜一憂していた自分がなんだかアホらしくなりました。
この夜、この「東京のど真ん中にある公園の片隅の、時代に忘れ去られたようなホール」には、まごうことなき、ムーンライダーズがいた。他のなかまたちといっしょに。
結局、ム-ンライダーズは、しっかりと存在しているのでした。
そして、はちみつぱいも、場合によっては、はっぴいえんども存在し続けるのでしょう。
さらに、ヴァージンVSも!
あがたさんがいるかぎり。
だからわたしも、特にこだわることなく、とびっきりすてきな音楽を一緒に作り続けてきた、そしてこれからも作り続けていくであろう「仲間たち」の音楽を、聴き続けていこいうと思います。
コンサート全体としては、バンドサウンド主体のロック・テイストあふれるものでした。
上記のようなすさまじいメンバーによる、アンサンブル重視の圧倒的クオリティのライブ。
ふつうのライブではとても演奏不可能と思えるような複雑かつ壮絶なセッションの連続。
長い全国ツアーの間に、究極の完成に到達したのだろう。
それをたった一人の声で受け止めるあがたさんも、やはりすごい。すごすぎる。
これは、若い人にこそ、ぜひ聴いてもらいたい。
真のロック、というものがどういうものか。体で感じてほしい。
みんなが元気なうちに。
なーんて、思ってしまったが、まあ、いいや。自分が聴いて楽しければ。
最後に、コンサート会場で、購入したCDについて。
男と女のいる舗道
あがた森魚&白井良明
▽ CDの後ろに広げているのは、今回のツアーのパンフ。
あがたさんの40年間の活動記録がまとめられた、
「あがた森魚の世界史A やや濃縮・図解入り」がうれしい。
開いてるのは、わたしが最ものめりこんでいた80年代。
CDのすぐ左に、ヴァージンVSの名前がたくさん見える。
その上あたりのスケート靴の絵は、もちろんロンリーローラーのちらし。
コンサートと同じく良明さんをプロデューサーに迎え、デビュー40周年記念の一環として制作された、映画音楽主題歌「大全集」。
カヴァーがメインだが、詞はほとんどあがたさん自身がつけなおしています。
このCDの企画が、全国ツアーに発展したとのこと。
この内容を聞いただけで、悪かろうはずがない。
コンサートでも満喫しましたが、詞、アレンジ、歌、演奏、すべて熟練のしあがり、一方、原点に立ちかえるようなストレートな部分も。
あがたさん&良明さんならではの郷愁にあふれた、楽しい一枚になっています。
だけど、その中で、最も心に突き刺さったのは、やはり、このCDの中で唯一のオリジナル、
「海底二万哩パレード」。
ライブでは、アンコール前の本編ラストで歌われましたが、
上記のように、わたしはこのCDを会場で購入したので、いきなりライブが、この曲の初体験でした。
あまりの美しさ、迫力、そして胸にせまる真摯な内容に、何なんだ、この歌は??と衝撃を受けましたが、正にこの歌は、この何もかもが破格なライブをしめくくるにふさわしいものでした。
壮麗なファンファーレで開始されますが、基本的には、オルガンのようなシンセサイザーがフィーチャーされた、シンプルなロック。
「日本少年」(ヂパングボーイ)の「ノオチラス艦長」のアンサーソングみたいな内容。
「ノオチラス艦長ネモ」で怒りや悲しみを吐き捨てるように叫んでいたネモ船長が、ここでは心の内を、せつせつと語りかけてきます。
途中、「バッハのトッカータとフーガ」をモチーフにした、稲妻のような白井さんのギター・ソロが炸裂しますが、これはもちろんバッハが好きなネモ船長にちなんだものでしょう。
もちろん、ライブでも、トッカータとフーガはすさまじい迫力でかきならされましたが、その時は、歌詞がすべて聴き取れず、はじめネモ船長の歌とはわからなかったので、なんでまたトッカータが、と、??でした。
いずれにしても、40周年記念CD&ライブで、バッハが響きわたるとは、実にめでたい。
「小川が流れるCD」として、ご紹介できることをたいへんうれしく思います。
▽ 「東京のど真ん中にある公園の片隅の、時代に忘れ去られたようなホール」

▽ 同じ建物の逆側。「市政会館」となっているが、普通のオフィス棟となっている。
時計。そしてまた、街灯。

セットリスト含め、記憶のある限り、記念すべき一夜を再現。
5月12日(土)
あがた森魚 デビュー40周年記念コンサートツアー 「女と男のいる舗道」~東京ファイナル
@ 日比谷公会堂
サウンド・プロデューサー:白井良明
出演:
Agata 40 special Band
あがた森魚(メイン・ヴォーカル、ギター、ピアノ)
白井良明(ギター)
鈴木茂 (ギター)
鈴木博文 (ベース)
坂田学(ドラムス)
武川雅寛 (ヴァイオリン、トランペット、マンドリン、ハーモニカ、口笛)
矢野誠(ピアノ、キ-ボード)
駒沢裕城(ペダル・スチール・ギターほか)
東京公演ゲスト
かしぶち哲郎(ギター、タンバリン)
岡田徹 (ピアノ、アコーディオン)
鈴木慶一 (ギター、ピアノ)
ブラス隊
松延耕資 (クラリネットorソプラノサックス? from チンチョルズ)
川口義之 (アルトサックス、from 栗コーダーカルテット)
木村仁哉 (チューバ、from チンチョルズ)
関島岳郎 (チューバ、from 栗コーダーカルテット)
東谷健司 (小太鼓)
タンゴ隊
北村聡(バンドネオン)
鈴木崇朗(バンドネオン)
喜多直毅(エレクトリック・ヴァイオリン)
東谷健司(ベース、ブラス隊にも参加)
青木菜穂子(ピアノ)
コーラス隊
リッツ&ひかる(from Virgin VS)
木村ウニ、橋詰遼(from 蜜)
* 楽器は主なもの。
武川さんは、ほとんんど楽曲ごとに楽器を持ち替え、
良明さんも、やはり曲のたびにギターを取り換えていた。
毎回曲が終わると、走ってギターを持ってくるスタッフのお兄さんがたいへんそうだった。
舞台はけっこう狭いな、という印象だったが、時々後の幕が開き、一段高い舞台が現れて、効果的に利用されていた。
高い舞台には、カーテンが垂れ下がり、ちょうど下の会場入り口の写真にあるような街灯も飾られ、いい雰囲気。
舞台正面には、階段付きの小さな台が置かれ、あがたさんがノってくると、最上段に登って歌ったり、走って上り下りしたり、飛び降りたりして利用した。
見ている方はけっこうヒヤヒヤしたが。
以下、曲目&感想など
ブラス隊が、ガリガリ版永遠の遠国のうたなどを演奏しながら、客席に登場。
あの中世放浪楽師、ジョングルール・ボン・ミュジシャンを彷彿とさせる。
このような音楽は、時代、国境を超える?
そのまま、客席を横断。コンサートの幕が開く。
「男と女のいる舗道」&新曲コーナー
あがた:黒コートに白い襟巻、風船みたいなズボン、帽子、良明:あがたとお揃いのコート
はじめの数曲、何と、コーラスはリッツ&ひかる
1、キューポラ・ノワールの街
2、俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け
3、死ぬほど愛して
4、日曜はダメよ
5、愛しのレティシア
6、女と男のいる舗道
7、カーニバルの朝
幕間
あがた:コートをぬぎ、白いヒラヒラシャツに黒ベスト。
ちょっと驚いたことに、ピアノ弾きつつ、トーク(矢野さん、武川さんと)。文字通りの弾き語り。昔のバーのラウンジ風でちょっと気恥ずかしい。
しばしのトークの後、矢野さんのキーボード、武川さんのマンドリンとともに、(二胡のような響きも聴こえた気がするので、駒沢さんもいたかも)
気合入りまくりのピアノ伴奏で、
まさかの、
8、いとしの第六惑星
涙ぶわーーーーっ。
これまでのピアノ弾き語りは、この歌の長い長いイントロだった!
タンゴ・コーナー
後の幕が開き、タンゴ隊登場。途中から、バンドも参加。良明:ユニオンジャックのジャケ。
9、誰が悲しみのバンドネオン
10、夜のレクエルド
11、街角ラ・ジュンバ
12、清怨夜曲
もひとつおまけに、
13、沢尻エリカぶるぅ。
そして、いよいよ、圧巻、
13、伝説の噫無情(レ・ミゼラブル)ライブ・再現コーナー
あがたさん、ここでトレードマークのメガネをはずす。
ふだんとちょっとちがう本気モード。高橋尚子がサングラスをはずしたようなものか。
蒲田行進曲(インスト)から始まり、永遠のマドンナK、星のふる郷、上海リル、月曜日のK、最后のダンス・ステップ、etc・・・・。
アンサンブルの完成度&あがたさんの熱唱、熱演に圧倒される。
同じ曲がくりかえされたり、メドレー風の部分もあったり、何より全体として完璧な「作品」としてまとまっていたので、独断でまるっとまとめて1曲ということにします。
というか、興奮して、記憶がはっきりしていない。
ゲスト・コーナー(バンドメンバー以外のライダーズ、全員登場)
あがたさん、シャツの上に、今度は短いジャケットをはおる。
14、リラのホテル(かしぶちさん、登場。ギター)→歌い終わると、すぐにひっこむ。
15、ウエディング・ソング(岡田さん登場。ピアノ)その後、演奏に参加。(アコーディオン)
16、煙草路地(慶一さん登場)その後、演奏に参加。(ピアノ、ギター)
というわけで、慶一さんが最後に登場したわけだが、わたしの席からは、かなり早い段階から、慶一さんが舞台そでからチラチラと舞台の方を見ているのが見えていた。
気になるなら、早く出てきちゃえばよかったのに。
そのまま、エンディングになだれこむ。
17、冬のサナトリウム
18、赤色エレジー
19、海底二万哩パレード(各メンバーのソロがすさまじい)
この本編ラストの「海底二万哩パレード」、ある意味この日最も感銘を受けたのだが、詳細は、下↓のCD紹介のところで。
アンコール
あがたさん、今度はズボンの上に、ハカマようなものをつけて登場。
声も枯れてしまったが、最後の力?をふりしぼる。
(あがたさんの声が枯れたのを初めて聞いた)
20、佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど
21、サブマリン
何と、リッツ&ひかるのコーラスで!
冒頭では、隅っこでコーラスをしていた二人、センターへ。踊りつき。
感涙。この時を待っていた。
これまで、ライブでもCDでも、サブマリンを聴くたびに感動につつまれつつも、その都度、これで「ネモネモ~~」のコーラスがリッツ&ひかるだったら、と思い、記事にもそう書き続けてきた。
あまりのバンドの大音量に、コーラス、あまり聞こえなかったけど。
みんながすっかりおじ&おばになった同窓会で、あこがれの人を見たような、ちょっと複雑な気持ちもあったけど。
この日本一のスーパーバントをバックにVrgin VS、大復活。
涙が止まらない。
ここで、再び各メンバーのソロ。
ライダーズの面々がすごいのは当然として、
やはり、鈴木茂さんのギターは美しく、胸にしみる。
あとは、このメンバーの中にあって、特に、ドラムスの坂田学(あのミジンコの坂田明さんのご子息)のソロすごかった。
この人は、若いだけあってパワーもすごいが、ロック、そしてジャズ魂がすごい!
もう、ここで終わってもよかったくらいだが、ダメ押しの、
アンコールⅡ
22、星に願いを
まず、あがたさん、良明さん、駒沢さんの3人で、しっとりと。スチール・ギターの音色が美しい。
さらに、全員登場して、
23、大道芸人
24、大寒町
このラスト2曲になって、ムーンライダーズ、初めて全員そろって舞台に登場。
全員集まったとしても、意地でも舞台ではそろわないつもりか、と思ってたら、かしぶちさんが、申し訳なさそうに、後の方に、タンバリンをもって登場。
大道芸人では、シャウトし合うあがた&博文さんを、慶一さんがずっとうらやましそうに見つめていた。
ラスト、大寒町では、その博文さんと慶一さんが兄弟ヴォーカル・リレー、
さらに、ライダーズ全員のソロ、再び。
参加ミュージシャン、総勢20名以上、全員一列に並んでそろっておじぎ、の後、ブラス隊が再び「ガリガリ」を演奏しつつ先導する後を、全員行進して退場。
以上、3時間半越え。噫無情(レ・ミゼラブル)ライブ・再現コーナーの曲をきちんと数えれば、おそらく30曲以上。
歴史的建物である日比谷公会堂、座席はけっこう狭く(昭和サイズ?)、スプリングがゴツゴツ。
しかもわたしの座ったはじっこの方の席は、驚いたことに完全に斜めに傾いていた。(床自体が中央に向かって大きく傾斜)
ただ、前からは数列目で、スピーカーの真ん前で、音響的にはあまりよくなかったものの、演奏者の様子はばっちり見えた。
座席のあまりの悪さを忘れさせる、あっという間の3時間半でした。
ムーンライダーズ、解散、もとい、無期限活動休止したばかりだというのに、全員そろってあがたさんに呼び出され?おしまいには、ごていねいに全員のソロ付きで(かしぶちさんにいたってはタンバリン・ソロ)、大寒町まで歌わされる始末。
しかも、全員、ノリノリで、思いっきり楽しそうに演奏し、歌っていた。
最後に、「何だかんだ言いがかりを見つけて、また、みんな集まってもらうつもり」という、あがた先生の力強いお言葉。(「 」内は、あがたさん自身の言葉。ウロおぼえですが。以下同じ)
あがたさんは、「ムーンライダーズとか、はちみつぱいとか、特定のグループにこだわって、集まってもらってるわけではなく、一緒に音楽をやってきた大勢の仲間に集まってもらってるんだ」、
とおっしゃってました。
この前書いたように、ムーンライダーズが活動休止した後は、何か大切なものが無くなってしまったかのような、どこかさみしいものを感じていました。
それだけに、今回の「復活」は大事件で、この記事もやはりそのことを大々的に書こうと思っていました。
でも、あがたさんの言葉を聞いて、一喜一憂していた自分がなんだかアホらしくなりました。
この夜、この「東京のど真ん中にある公園の片隅の、時代に忘れ去られたようなホール」には、まごうことなき、ムーンライダーズがいた。他のなかまたちといっしょに。
結局、ム-ンライダーズは、しっかりと存在しているのでした。
そして、はちみつぱいも、場合によっては、はっぴいえんども存在し続けるのでしょう。
さらに、ヴァージンVSも!
あがたさんがいるかぎり。
だからわたしも、特にこだわることなく、とびっきりすてきな音楽を一緒に作り続けてきた、そしてこれからも作り続けていくであろう「仲間たち」の音楽を、聴き続けていこいうと思います。
コンサート全体としては、バンドサウンド主体のロック・テイストあふれるものでした。
上記のようなすさまじいメンバーによる、アンサンブル重視の圧倒的クオリティのライブ。
ふつうのライブではとても演奏不可能と思えるような複雑かつ壮絶なセッションの連続。
長い全国ツアーの間に、究極の完成に到達したのだろう。
それをたった一人の声で受け止めるあがたさんも、やはりすごい。すごすぎる。
これは、若い人にこそ、ぜひ聴いてもらいたい。
真のロック、というものがどういうものか。体で感じてほしい。
みんなが元気なうちに。
なーんて、思ってしまったが、まあ、いいや。自分が聴いて楽しければ。
最後に、コンサート会場で、購入したCDについて。
男と女のいる舗道
あがた森魚&白井良明
▽ CDの後ろに広げているのは、今回のツアーのパンフ。
あがたさんの40年間の活動記録がまとめられた、
「あがた森魚の世界史A やや濃縮・図解入り」がうれしい。
開いてるのは、わたしが最ものめりこんでいた80年代。
CDのすぐ左に、ヴァージンVSの名前がたくさん見える。
その上あたりのスケート靴の絵は、もちろんロンリーローラーのちらし。
コンサートと同じく良明さんをプロデューサーに迎え、デビュー40周年記念の一環として制作された、映画音楽主題歌「大全集」。
カヴァーがメインだが、詞はほとんどあがたさん自身がつけなおしています。
このCDの企画が、全国ツアーに発展したとのこと。
この内容を聞いただけで、悪かろうはずがない。
コンサートでも満喫しましたが、詞、アレンジ、歌、演奏、すべて熟練のしあがり、一方、原点に立ちかえるようなストレートな部分も。
あがたさん&良明さんならではの郷愁にあふれた、楽しい一枚になっています。
だけど、その中で、最も心に突き刺さったのは、やはり、このCDの中で唯一のオリジナル、
「海底二万哩パレード」。
ライブでは、アンコール前の本編ラストで歌われましたが、
上記のように、わたしはこのCDを会場で購入したので、いきなりライブが、この曲の初体験でした。
あまりの美しさ、迫力、そして胸にせまる真摯な内容に、何なんだ、この歌は??と衝撃を受けましたが、正にこの歌は、この何もかもが破格なライブをしめくくるにふさわしいものでした。
壮麗なファンファーレで開始されますが、基本的には、オルガンのようなシンセサイザーがフィーチャーされた、シンプルなロック。
「日本少年」(ヂパングボーイ)の「ノオチラス艦長」のアンサーソングみたいな内容。
「ノオチラス艦長ネモ」で怒りや悲しみを吐き捨てるように叫んでいたネモ船長が、ここでは心の内を、せつせつと語りかけてきます。
途中、「バッハのトッカータとフーガ」をモチーフにした、稲妻のような白井さんのギター・ソロが炸裂しますが、これはもちろんバッハが好きなネモ船長にちなんだものでしょう。
もちろん、ライブでも、トッカータとフーガはすさまじい迫力でかきならされましたが、その時は、歌詞がすべて聴き取れず、はじめネモ船長の歌とはわからなかったので、なんでまたトッカータが、と、??でした。
いずれにしても、40周年記念CD&ライブで、バッハが響きわたるとは、実にめでたい。
「小川が流れるCD」として、ご紹介できることをたいへんうれしく思います。
▽ 「東京のど真ん中にある公園の片隅の、時代に忘れ去られたようなホール」

▽ 同じ建物の逆側。「市政会館」となっているが、普通のオフィス棟となっている。
時計。そしてまた、街灯。








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