クリスマスとバッハその3 【降誕節カンタータ一覧】
いよいよクリスマスのカンタータについて書いていこうと思いますが、
クリスマスのカンタータは、クリスマス後の日曜日のものも含めると、なんとぜんぶで10曲以上もあります。
どハデなものからしっとりしたものまで、さすがに名曲がそろっていて、毎年、どれを聴くか迷ってしまいます。
ご紹介しようにも、はたして、どこから手をつけていいのやら・・・・。
めんどうなので、とりあえず一覧をつくってみました。
ちょうど、このようなまとめがほしかったのです。
(注) CKは、コラール・カンタータ = 第2年巻(1724年)の作品
【待降節第1日(12月25日)】
初期(1714) BWV63 「キリスト者よ、この日を刻印せよ」
* 豪華絢爛な冒頭合唱、美しい2曲のデュエット・アリア。
クリスマスらしい作品。
CK(1724) BWV91 「イエス・キリストよ、賛美を受けたまえ」
* 冒頭合唱は華麗だが、厳格なコラール・カンタータ
(トロープス風レチタティーボ等)
アリアは内省的な短調アリアが中心。
後期(1725) BWV110 「笑いはわれらが口に満ちて」
* フランス風序曲の冒頭合唱は、
管弦楽組曲BWV1069(4番)のパロディ。
アリアはどれも美しいが、
特に第5曲デュエットは、マニフィカト・クリスマス稿のパロディ。
クリスマス・カンタータを代表する名曲。
後期(1728) BWV197a 「神はわれらの堅き望み」
* またまたでました、197番。
BWV197は、世俗カンタータが原曲と書いてきましたが、
これはあくまでも一つの説で、
はっきりしている原曲は、このクリスマス・カンタータです。
伝承は不完全ですが、
現BWV197の後半部分がBWV197aにあたり、
つまり、あの幸福なワルツ風アリアは、
クリスマスの音楽でもある、ということです。
(ただし、このときはバスのアリアでした)
晩年(1745) BWV191 「いと高きところには神に栄光あれ」
* ロ短調ミサのグロリアのダイジェスト・バージョン。
【待降節第2日(12月26日)】 (=ステパノ旬教の記念日)
第1年巻(1723) BWV40 「そのとき神の御子は現れたり」
* 冒頭合唱は、小ミサ曲BWV233に転用。
通常のレチタティーボの他に、
美しい4声体コラール編曲が、アリアをつなぐ、珍しい構成。
CK(1724) BWV121 「われら、いままさにキリストを賛美すべし」
* 古風なコラールに基づく、これも厳格なコラール・カンタータ。
後期(1925) BWV57 「試練に耐える人は幸いなり」
* 美しいダイアログ・カンタータ。
真摯な愛を歌う第3曲短調のソプラノアリア、
ブランデンブルク・コンチェルトみたいな第5曲バスアリア等、
どのアリアも印象的。
【待降節第3日(12月27日)】
第1年巻(1723) BWV64 「見よ、父なる神の愛を」
* この曲も、4声体コラール編曲が多用されている。
ただし、歌詞も含め、あまりクリスマスらしくはない。
クリスマスも3日目くらいになると、キリスト降誕の、
本来の意味を追求するようになる?
CK(1724) BWV133 「われ、汝のうちにありて喜ばん」
* コンチェルト風冒頭合唱等、美しいが、小規模な編成で、
歌詞もやはり内省的。
後期(1925) BWV151 「甘き慰め、わがイエスは来ませり」
* タイトルどおり、全曲甘美な美しさにあふれる。
クリスマス・カンタータの最高峰。(と、わたしは思う)
特に、第1曲アリアが絶美!
【待降節後第1日曜(12月31日)】
※ クリスマス後、年内に日曜がある時のみ、この祭日があります。
今年は12月31日が該当します。
1年を振りかえり、感謝する内容のものもあるため、大晦日にはピッタリ。
初期(1714) BWV152 「信仰の道を進みなさい」
* リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、さらにヴィオラ・ダ・モーレ等、
雅な器楽群が活躍する美しいカンタータ。
ヴィオラ・ダ・モーレが聴けるのは、
教会カンタータではこの曲だけ。
古色蒼然としたシンフォニア、(プレリュードとフーガ)
さらに、夢のように美しいソプラノ・アリア等、聴きどころが多い。
CK(1724) BWV122 「新たに生まれしみどり児」
* 全曲に、まるで宝石のように、コラールがちりばめられた、
コラール・カンタータ。
背後で3本のリコーダーがコラールを奏するレチタティーボ、
デュエットに重ねて、さらにアルトがコラールを歌う、
めずらしいトリオのアリアなど。
後期(1725) BWV28 「神に賛美あれ!今、年は終わりぬ」
* 1年を締めくくる内容のカンタータ。
舞曲風のデュエット・アリアが美しい。
一応つくってはみました。何かの役に立てばいいのですが・・・・。
全体的に、後期(1725年以降)の作品が、どれもみな、たいへんな名曲です。
特におススメな曲には、
印なんかつけてみました。(独断)
ただ、さすがに、どの曲も味わい深く、捨てがたい。
だけど、まちがっても、全部聴いてみよう、などとは考えずに、
一言コメント等を見て、興味を持った曲を、数曲に絞り込んで、それだけ聴いた方がいいです。
1シーズン数曲にして、くりかえし聴いた方が、印象に残ります。
クリスマスのカンタータは、クリスマス後の日曜日のものも含めると、なんとぜんぶで10曲以上もあります。
どハデなものからしっとりしたものまで、さすがに名曲がそろっていて、毎年、どれを聴くか迷ってしまいます。
ご紹介しようにも、はたして、どこから手をつけていいのやら・・・・。
めんどうなので、とりあえず一覧をつくってみました。
ちょうど、このようなまとめがほしかったのです。
(注) CKは、コラール・カンタータ = 第2年巻(1724年)の作品
【待降節第1日(12月25日)】
初期(1714) BWV63 「キリスト者よ、この日を刻印せよ」
* 豪華絢爛な冒頭合唱、美しい2曲のデュエット・アリア。
クリスマスらしい作品。
CK(1724) BWV91 「イエス・キリストよ、賛美を受けたまえ」
* 冒頭合唱は華麗だが、厳格なコラール・カンタータ
(トロープス風レチタティーボ等)
アリアは内省的な短調アリアが中心。
後期(1725) BWV110 「笑いはわれらが口に満ちて」* フランス風序曲の冒頭合唱は、
管弦楽組曲BWV1069(4番)のパロディ。
アリアはどれも美しいが、
特に第5曲デュエットは、マニフィカト・クリスマス稿のパロディ。
クリスマス・カンタータを代表する名曲。
後期(1728) BWV197a 「神はわれらの堅き望み」* またまたでました、197番。
BWV197は、世俗カンタータが原曲と書いてきましたが、
これはあくまでも一つの説で、
はっきりしている原曲は、このクリスマス・カンタータです。
伝承は不完全ですが、
現BWV197の後半部分がBWV197aにあたり、
つまり、あの幸福なワルツ風アリアは、
クリスマスの音楽でもある、ということです。
(ただし、このときはバスのアリアでした)
晩年(1745) BWV191 「いと高きところには神に栄光あれ」
* ロ短調ミサのグロリアのダイジェスト・バージョン。
【待降節第2日(12月26日)】 (=ステパノ旬教の記念日)
第1年巻(1723) BWV40 「そのとき神の御子は現れたり」
* 冒頭合唱は、小ミサ曲BWV233に転用。
通常のレチタティーボの他に、
美しい4声体コラール編曲が、アリアをつなぐ、珍しい構成。
CK(1724) BWV121 「われら、いままさにキリストを賛美すべし」
* 古風なコラールに基づく、これも厳格なコラール・カンタータ。
後期(1925) BWV57 「試練に耐える人は幸いなり」* 美しいダイアログ・カンタータ。
真摯な愛を歌う第3曲短調のソプラノアリア、
ブランデンブルク・コンチェルトみたいな第5曲バスアリア等、
どのアリアも印象的。
【待降節第3日(12月27日)】
第1年巻(1723) BWV64 「見よ、父なる神の愛を」
* この曲も、4声体コラール編曲が多用されている。
ただし、歌詞も含め、あまりクリスマスらしくはない。
クリスマスも3日目くらいになると、キリスト降誕の、
本来の意味を追求するようになる?
CK(1724) BWV133 「われ、汝のうちにありて喜ばん」
* コンチェルト風冒頭合唱等、美しいが、小規模な編成で、
歌詞もやはり内省的。
後期(1925) BWV151 「甘き慰め、わがイエスは来ませり」* タイトルどおり、全曲甘美な美しさにあふれる。
クリスマス・カンタータの最高峰。(と、わたしは思う)
特に、第1曲アリアが絶美!
【待降節後第1日曜(12月31日)】
※ クリスマス後、年内に日曜がある時のみ、この祭日があります。
今年は12月31日が該当します。
1年を振りかえり、感謝する内容のものもあるため、大晦日にはピッタリ。
初期(1714) BWV152 「信仰の道を進みなさい」* リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、さらにヴィオラ・ダ・モーレ等、
雅な器楽群が活躍する美しいカンタータ。
ヴィオラ・ダ・モーレが聴けるのは、
教会カンタータではこの曲だけ。
古色蒼然としたシンフォニア、(プレリュードとフーガ)
さらに、夢のように美しいソプラノ・アリア等、聴きどころが多い。
CK(1724) BWV122 「新たに生まれしみどり児」
* 全曲に、まるで宝石のように、コラールがちりばめられた、
コラール・カンタータ。
背後で3本のリコーダーがコラールを奏するレチタティーボ、
デュエットに重ねて、さらにアルトがコラールを歌う、
めずらしいトリオのアリアなど。
後期(1725) BWV28 「神に賛美あれ!今、年は終わりぬ」
* 1年を締めくくる内容のカンタータ。
舞曲風のデュエット・アリアが美しい。
一応つくってはみました。何かの役に立てばいいのですが・・・・。
全体的に、後期(1725年以降)の作品が、どれもみな、たいへんな名曲です。
特におススメな曲には、
印なんかつけてみました。(独断)ただ、さすがに、どの曲も味わい深く、捨てがたい。
だけど、まちがっても、全部聴いてみよう、などとは考えずに、
一言コメント等を見て、興味を持った曲を、数曲に絞り込んで、それだけ聴いた方がいいです。
1シーズン数曲にして、くりかえし聴いた方が、印象に残ります。

そのほかの
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カンタータを歌っていただいて、ほんとうにありがとうございます。